本記録は私のラバーダックデバッグの跡である.

目的

言語で私の考えの不確かさを確かにすること.

私の予てからの個人的な研究が一定の成果を見たため,ある研究会に参加した.ありがたいことにいくつかの意見を頂いた.そのいくつかは以前検討したことであり,口頭での返答は可能であった.はずだった.私の中のイメージには返答があるものの,それを言語にすることができなかった.

これは私の考えが不確かであるためだ.私の研究は主に頭で完結している.書籍や論文を入力して考える,ただその繰り返しであった.結果私には寄る辺となる出力がなく,先の不確かさに繋がった.

元同僚が「読むことは人を豊かにし,話すことは人を機敏にし,書くことは人を確かにする.」と言っていた.哲学者の言葉らしい.これが真ならば,書くことで私の考えは確かになるはずだ.

言語が私の考えを確かにすることを期待し,本記録を作成する.